次に、ベルギーのアントワープ市(ベルギー第2の都市)の行政情報化の取組みについて紹介する。アントワープ市では、21世紀のインテリジェント・シティを目指して、市民ネットワーク基盤を積極的に整備拡張するとともに、キオスク端末を中心とした双方向の行政情報サービスの向上を図っている。インテリジェント・シティのネットワーク基盤は、1992年にインフォメーション・ハイウェイとなるべき40?qの光ファイバー網の整備を計画し、1994年には世界最初のATMによる高速デジタル・ネットワーク網を構築した。この高速ネットワーク網をMANAP(METROPOLITAN AREA NETWORK FOR ANTWERP)と呼び、現在もその機能の拡張を図っている。このインフォメーション・ハイウェイは、対市民サービスの向上を目指し、以下の6つのパイロット・プロジェクトのネットワーク基盤になっている。